2002年10月23日
北中城村長
喜屋武 馨 殿
沖縄平和運動センター
議 長 崎 山 嗣 幸
中部地区労働組合協議会
議 長 松 田 寛
自治労沖縄県本部
委員長 大 城 治 樹
北中城村職労
委員長 新 垣 邦 男
ホワイトビーチ桟橋の拡張工事の中止を求める要請書
日頃のご活躍に敬意を表します。
さて、報道等によりますと、防衛施設庁は、日米合同委員会ですでに合意された日本政府の米軍への提供施設整備計画に基づくものであるとして、ホワイトビーチの桟橋を既存の24メートルから16メートル拡幅し、40メートルの桟橋にする拡張工事が行われるとしています。
軍事専門家などは、「中国を念頭においた米国の長期戦略。空母や原潜の寄港条件を整えるもの」と大幅な機能強化につながると指摘しています。
指摘のとおり、桟橋拡張は、基地機能の強化であり、必然的に基地の固定化をもたらすものです。基地の整理・縮小から大きくかけ離れるものです。
さらにホワイトビーチにおいては、歯科用設備などを備えた管理棟の新設、処理能力が現在の6倍となるし尿処理施設も増設され、機能強化が進められています。
私たちは、沖縄がアジア・太平洋における米国の軍事戦略拠点、キーストーン・オブ・パシフィックとしてさらに軍事強化されることを断じて認められません。
とくに原子力潜水艦の恒常的寄港は、放射能汚染というひとたび事故が起これば想像に絶する事態となります。中城湾周辺自治体をはじめ沖縄全体が核・放射能の被害を受けます。
貴職におかれましては、これ以上の沖縄への基地の加重負担に対し、また放射能汚染など、住民・県民の生命に重大な影響をおよぼすホワイトビーチの拡張工事について、県および日米両政府に工事の中止を申し入れるよう強く要請します。
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