キャンプコートニーにおける深夜上陸訓練に対する抗議決議

 2006年1月11・12日の米軍キャンプコートニー内で深夜上陸訓練を行うことに戦慄が走り、この訓練を通常の訓練とする米軍側の認識は、私たち県民の常識を超えており、強い憤りを覚える。
  米兵によるキャンプ瑞慶覧内でのタクシー強盗事件、東京都八王子市におけるひき逃げ事件や横須賀市における女性殺害事件が今年一月に入って立て続けに起こり、県民をはじめ日本国民の怒りが高まっている。
  沖縄県内では嘉手納基地におけるGBS訓練、都市型戦闘訓練施設を使っての実弾演習、ブルービーチにおける水陸両用車の深夜移動訓練など、軍事訓練によって県民の命は脅かされており、さらに2005年10月16日のうるま市まつりにおいては、まつりを楽しむ市民の上空を米軍ヘリが低空飛行で訓練を行うという到底考えられないことが平然と行われ、市民を恐怖に陥れたばかりである。
  日米両政府のいう基地の負担軽減とはかけ離れており、米軍の言う「良き隣人」とはそういうものなのか、疑問を抱かざるを得ない。また、この訓練は「米軍の運用に関わることであり、特に承知していない」と住民生活を軽視する那覇防衛施設局の姿勢も断固許せるものではない。
  同施設沿岸においては米軍による実弾射撃訓練が行われ、豊かな漁場の鉛汚染も指摘されながらその汚染状況は未だ解明されないままである。
  米軍による演習は去った大戦での悲惨な体験を県民に想起させるものであり、私たちは命を守り、安心した生活を守る上からもこの訓練に強く抗議し、訓練の中止と海兵隊の即時撤退を強く求める。


2006年1月12日

宛先:
キャンプコートニー基地司令官
那覇防衛施設局長
キャンプコートニーにおける深夜上陸訓練に対する抗議集会
主催:中部地区労/平和運動センター
 






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