決議文(案)

 米軍は、本日2月10日、嘉手納基地にステルス戦闘機F22Aラプター12機を、強行配備 しました。
  日米両政府は、米軍再編による「負担軽減」として、嘉手納基地常駐のF15戦闘機を本土へ訓練移転するという喧伝していますが、今回のF22ステルス戦闘機の配備は、日米両政府の言う「負担軽減」にすら逆行するものであり、断じて許せるものではありません。

  嘉手納基地は、F15戦闘機などの常駐機のみならず、三沢・横田・岩国基地や横須賀を母港とする米空母艦載機など在日米軍はおろか、韓国・カナダ・オーストラリアや米本国からも飛来し、夜間・早朝を問わず連日、殺人的な爆音を轟かせ、訓練を行なっています。そして事故を繰り返し起こしています。

  嘉手納基地は、イラク戦争が示すとおり、「出撃基地」であり、アジア・太平洋の米軍 軍事拠点であるばかりか、訓練センターの役割も担わされ、機能はますます強化されています。

  周辺の住民は、事故の恐怖、爆音被害による難聴や不眠症などの身体的・精神的苦 痛が重なり生活が破壊され続けてきました。 この上、F22の配備はさらなる嘉手納基地の機能の強化であり、地域住民・県民の生 命・生活を一層脅かすものであり、この米軍の横暴は絶対に許せません。あわせて、パトリオット・ミサイルの配備により、極東・アジアの軍事的緊張が増大しており、嘉手納基地の危険性はますます高まっています。また、米軍の軍事施策を容認・追随する日本政府の姿勢も厳しく糾弾します。

  私たちは、これ以上の基地機能の強化を許さず、F22ステルス戦闘機の配備に断固反対し、即時の撤去を求めます。

  以上、決議します。


2007年2月10日

嘉手納基地へのF22ステルス戦闘機の配備に反対する県民集会

 




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